hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

IGDAスペシャルセミナー「Unityの衝撃」行ってきました


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かなりの人数が集まっていました、AppleStore銀座のUnityセミナー。あと1分到着が遅かったら座れないで立ち見になるところでした。AppBankでも告知がされてたんですね。
iPhoneの3Dゲームの大半が絶賛利用中!Unityの創設者が本日7時から銀座AppleStoreで講演! | 毎日17時更新!アプリをおすすめするAppBank
そりゃ混むわけだ・・・。


さて、Unity。概要は上のリンクを見てもらうことにして・・・。ツールとしては以前から気にはなっていました。iPhone開発関係の本を買うと必ずと言っていいほど言及されているゲームエンジンです。SIO2というエンジンも気になっていますが・・・まぁ、それは別の機会に。


さて、Unityですが、大きなメリットが3つあります。


実際の機能を見たりすると、自分の作れる規模のゲームには関係ないやという思い込みを軽く吹き飛ばしてくれました。なんだか、すごい便利。
レベルデザインなどを試行錯誤したりするときには、こういう開発環境がないと時間がかかって仕方がないでしょうね。短期間で開発するには、こういう開発環境は必須のような気がしてきました。


あと、Unityの機能ではないのですが、UnityのCEOの話がかなり面白く、また、ゲーム開発者・・・特にインディに協力的に見えたのが印象に残りました。
Unityの信念、気に入りました。


セミナーでも言っていましたが無料なので一回は触ってみようかなと思います。今のMacだとスペックに不安がありますが・・・。
あと、英語か・・・orz


ゲームエンジンは他にもSIO2とかBlender Game Engineとか気になっているけど、どれもこれもドキュメントは英語ですね・・・。こればっかりは克服するしかないですね・・・。


以下は、その場でとったメモ。
相変わらず、編集はしてませんのであしからず。
iPhone Game Devセミナースペシャル:ゲームエンジンUnityの衝撃
デビッド・ヘルガソンCEO、32才。


ゲームエンジン民主化を目指す。民主化というと堅苦しいがマッシュアップに近い意味。色々な技術を寄せ集めてゲームを作る。
初めての来日。設立して八年。結構知らない人もきている。


Unityとはなにか。
ゲームエンジン
それ自体作るのは大変じゃない(ぇ
Webやモバイルに特化。
ゲーム開発で難しい所を簡単にする。つまり民主化する。
プラットフォーム。iPhoneは一番いいプラットフォームだろう。しかし、・・・
強力なゲームエンジンを作った。ミドルウェアを統合していった。
ツールを使いやすくするだけでなく、ライセンスもシンプルにする。ミドルウェアはUnityを使えば個々にライセンスを契約したり確認したりする必要ない。


マスマーケット。Unityは沢山のプラットフォームに対応。


Unityは統合開発環境
3500万人のユーザベース。Webベースのプラグインの話。24万人の開発者。日本語マニュアルを作っている人もいる。


カスタマー。EAなどの大手が使っている。
多くの独立系のデベロッパーが使用している。
収益。3分の1は、ゲーム業界ではない。ゲーム開発をしていた人が他業界ににいっている。(ゲーム以外のアプリケーションも作成可能)


Facebookアプリ。Webゲームも作成することができる。
iPhoneゲーム。Top100の15%程度はUnityを使用している。父親と子供で作ったプロジェクトで月間100万円を売り上げている例もある。
コンソールもサポート。Wii。あとの2つ、Xbox360PS3は、もう少ししたら対応する。


ゲーム以外の事例。身体ビューワ。アートプロジェクトにも。


Unityの信念。
3Dゲームの開発が2Dより安くなっているのではないか。Googleスケッチアップなど。アニメーション。Webのアニメーションクリップをインタラクティブに生成するなど。
マッシュアップして効率的に作ることができる。


We are gonna kill Flash.
しかし、自分達が止めを刺す前に2つの企業が殺してしまった。appleadobe


無料版と有料版の割り合いは?
3万人の有料版ユーザ。無料版はその10倍くらい。
フリー版でゲームは作れる。有料版は、見た目を良くしたりというもの。フリー版で製品を作ってもかまわない。売ってもOK。その収益で有料版を購入してくれたら嬉しい。


日本語のページがようやく出来たので見て欲しい。
実は、日本語版のホームページはこのセミナー中に立ち上げたらしいw


実際の動作画面。
モニターの解像度は高い方がいい。


スペースキーでウィンドウビューが最大化する。便利そう。動作もスムーズ。スペックが気になる。
Sceneでレベルデザインを行う。
ゲームを実行しながらテクスチャを変更したりすることができる。スクリプトも同様。publicの変数はインスペクタで設定することができる。
APIは階層化されているため、OS固有の機能も使おうと思えば使える?


マルチプラットフォームに対応している。。。mixiもある?


マルチプラットフォームの例。
Webブラウザの無料ゲーム。それをiPhoneiPadで遊ぶことが出来るようにしている。例えば、Web版はお金にならなくても、マーケティングに扱うことができる。


Web版のゲームをiPhone版を操作出来るようにしたり。
移植はすぐにできてしまう。ゲームロジックは同一。テクスチャの解像度はプラットフォームによって変えられる。
一番大変なのは入力部分。タッチだったりコントローラだったり、キーボードだったり。ここは作り込むしかない。


とにかく、無料なのでダウンロードして試してみて欲しい。


Appleの開発ライセンスが変更になったが大丈夫か?
開発契約が書き変わっているが、意図が不明確。
今のところ、Unityで作ったゲームが却下されたことはない。


Unityの開発者は?
80人程度で開発している。去年会社の規模が2倍に。その前は3倍になった。


LightBike2
Unityを使ってよかった点。
グラフィック。Unityでは、カメラ位置の調整がやりやすい。ゲーム中に調整出来ること。
スムーズさ。コミュニティが大きいので、この位のスムーズさはでるだろうとあたりをつける事ができる。


物理エンジン
ダイナミックな動きがしっかりしてないと最近のゲームとしては難しい。


たくさん選択肢はある。ゲームエンジン
壁は英語。コミュニティは、実名でどんなゲームを作っているのかもわかる。コミュニケーションが取りやすい。モチベーションが保たれる。


KH2O
Numbersを使ったワークフロー。
ゲームを開発=パラメータの設定、Excelでやっているデベロッパーは多いだろう。せっかくMacでやっているのでNumbersで。
Apple Scriptを使って連動させる。UnityでCSVをパースする形で読み込む事ができる。
初めて実際のパラメータ出ているパラメータ表を見た。ある程度の規模になったら環境構築は必須か。
ゲームを作るスクリプトとエディターを拡張するスクリプトは同じもの。慣れればすぐに機能を拡張していくことができる。


Unityの文字列表現はちょっと難しい。
テクスチャの動的生成をAPIを直接呼んでやる。しかし、それだと実機でしか動かない。デバッグしにくい。どうするか?


PNGで全て出力する。実機なら、APIで動的生成。デバッガではPNGに書き出すプログラムを作った。


複数のマテリアルを同時に変更するようなツールを拡張することができる。標準ではできないことも拡張すれば可能。少しの手間で大幅に作業効率を上げることができる。


使ってみて、すごくサクサク作れる。サクサク作りすぎてハードの限界まであっさり行ってしまうこともあるが・・・ハードの限界量との戦いになってくると素人だと難しくなってくる。売り物にするノウハウは必要。