お久しぶりの更新です。この1年、ずっとCUDA関係の仕事をしていて(大変だったけど)充実していました。
最近、NVIDIAのDeepStream SDKというライブラリを使った仕事が始まったのですが、これがなかなか面白い。カメラの映像からAIを使った画像処理を手軽に実装することができます。これは、自宅で使っても面白いことができるんじゃないか、と思ってJETSONを購入してみました。
今回は、セットアップまでやってみました。
目次
購入しようとしたけど。。
Jetson Xavier NXが、どこにも売ってない!
JETSONに限りませんが、今の半導体不足、マイコンボードは品薄のようですね。実際仕事でもチップがないからという理由で開発が延期になったりで大変です。
Nanoは売ってるんですが、値段が上がっているうえに、画像処理をやってたらすぐに性能に不満が出てきそう *1。
探し回った結果、なぜか秋月にほぼ定価で売られていたので購入しました。
買ったのは、Jetson Xavier NX DEVELOPER KITと128GBのMicro SDカードです。両方とも秋月で購入。
セットアップ
セットアップの方法は、公式サイトを見るのが一番確実。
SDカードのフォーマットも書き込みも、書いてある通り、SD Memory Card Formatter for WindowsとEtcherを利用。
順調順調…ん?
なんかエクスプローラが起動して、大量にエラーが出た。。SDカードの書き込みが終わってWindowsが読めない形式になったところで自動認識しにいったのかな。。とりあえず、Etcherのステータスは正常終了なので、SDカードを引っこ抜きました。。
動作確認
SDカードの準備ができたので、さっそく箱から取り出します。
あれ?3穴コンセント用のACアダプタしかついてない。。幸い、コンセントが用意できたので、今回は大丈夫。2穴コンセントしか用意できない場合は、事前に変換プラグを買っておいた方がいいですね。。
ACアダプタを接続するとすぐに電源が入るので、先にHDMIとキーボードとマウスを接続します。起動した後は、Ubuntuが起動するのを待ちます。すぐにGUIの画面が出てくるので安心ですね。
ひとまずシステムをアップデートしておきます。
初めからCUDAがインストールされていてサンプルも入っているので、動作を確認。
無事、起動しました!
まとめ
ひとまず、まともに動作したので一安心です。同じJetsonでもTX2を初めて動作させたときは、なかなかうまく起動しなくて苦戦した記憶があるので。。
次はDeepStream SDKを試してみたいですね。
*1:仕事で使っているのが、Jetson AGX Xavierということもあって、レスポンスの差があるとストレスたまるかも、というのもある。が、さずがにAGXは買えない(^^;)