今回のWWDCで発表されたAppleの発表内容の中で個人的に気になったものをピックアップしてみました。全体的に影響が大きいのは音楽サービスとかiOSの検索機能とかなんでしょうけど、個人的には以下の4つ!
iPadで画面分割が可能に!(iOS9 iPad)
iPad向けには、噂されていた画面分割がついに登場。iOS8でもプレビュー版では画面分割機能がついていましたが、結局見送られていました。
この間にUI周りを改善していたようで、単純に2分割するのではなく再生している動画を小さく表示させたり、一部の表示をオーバーラップさせたり、ということができるみたい。
iPadはminiよりAir派の自分としては、かなり期待。
キーボードもショートカットも搭載されるようです。こっちは触ってみてからかな。楽しみ。
Metal対応(OS X El Capitan)
今年、新しいOS Xのバージョンが出るそう。先日、ようやくYosemiteにアップデートした自分としては中々複雑な気分。シンセサイザーやAudio I/Fなど使っている自分としては、OS Xのアップデートは慎重なので。
しかし、大きなポイントがあって、今回はMetalに対応するそう。
Metalというのは、iOSで採用済みのグラフィック命令系。かなり性能を向上できるものらしく、Unityで作成したディスクトップ向けのデモがそのままモバイルで動作させることができたりしてました*1。
グラフィック系をやるにはこのMetal対応というのは、インパクトあります。
と思っていたら、Metalの恩恵で、アプリの起動や切り替え、その他の動作も大幅に改善が期待できるそうです。まじか。うちの2011年モデルのMacBook Proにもご利益があるといいんですけど。
写真アプリの拡張機能が開発可能に(OS X El Capitan)
なんか機能が削られた感のあるYosemiteの写真アプリ。その拡張機能はサードパーティが作成できるようになるそうです。
拡張機能は、Mac App StoreからDLできる。ということは、開発者側にメリットがありそうな変更。
次の項目も合わせてかなり気になる!
開発者プログラムが統一された
そう、これまでは、iOS版の開発プログラムとMac版のプログラムは別になっていて、それぞれ8500円程度支払う必要がありました。これからは、同じ金額で両方とも開発できるようになったそうです。
ついでに、Watchの開発もできるようになります。まぁ、Watchはあまり知らないんだけど、例えばiPhoneとWatchを組み合わせたサービスなんかは、手軽に試せるようになるんだろう。
記事読んでたら、すでにアクセスできるようになっているらしい。そういえば、半年ぶりくらいに開発者サイトにいったら新しい規約に同意を求められた。このことだったのかしらん*2。
今回の発表とは関係ないんだろうけど、Xcodeも便利になっていて、ビルド時、プロファイルに問題があると自動でアカウントの問題を指摘してくれるようになっていた。それで規約が変わってて同意しないといけないことに気がついたんだけど。昔は、何に原因があるのか、色々調べるのに時間がかかって大変だったけど、より本質*3に時間を割くことができる。
まとめ
というわけで、個人的に気になった内容をつらつらと書いてみました。WWDCは開発者向けの発表会のため、新製品の発表はあまりありません。しかし、今回はワクワクできそうな話が色々出てきて楽しめました。
Unity使って、Mac Appの開発にも取り掛かってみたいところです。