hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

YouTube界隈で企業サービスと個人サービスが激突


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ちょっと前に話題にした、はてなRimoニワンゴニコニコ動画と同様の機能を持ったサービスを個人で提供してる人達がいる。


はてなRimoを意識したのが、oreseg(オレセグ)。サービス概要は、Rimoと同等。PC以外にWiiにも対応するらしい。これもRimoと同様。RimoはさらにPS3にも対応したみたいだけど。
YouTubeの動画を14チャンネルに編成、再生する「oreseg(オレセグ)」 - CNET Japan

paperboy&co.広報によると、「はてなが提供しているYouTubeの動画再生サービスであるRimoを見て、チャンネルがもっと細分化していたら便利だと考えたようだ」という。

ん?Rimoも今後チャンネルを増やすことを検討していた気がするが?
ちなみに、「収益モデルが未定」「まずは便利に使ってもらう」という方針そのものもRimoと同じ。ここまで主体性が感じられないサービスも珍しいんだが・・・。話題性があるからとりあえず・・・ってことですか?
わざわざ同等の機能をつくりこむ実行力には頭が下がりますが。もっと独自性を出してもらいたいところ。例えば、テレビの2画面モードみたいに複数のチャンネルを同時に見ることができて、面白そうなのを選択できるとか。


一方のニコニコ動画と同等のサービスを提供しているのが、字幕.in
YouTube動画にツッコミが可能に--「字幕.in」が機能強化 - CNET Japan

ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」に影響を受けて開発したものという。

これまた、企業サービスの二匹目のドジョウ。

 ニコニコ動画が2月24日にベータサービスを終了して以来、同様の機能を持った字幕.jpへのアクセスは急増している。矢野氏によれば、「新しい機能追加をしたこともあるが、ここ1〜2週間でアクセス数が急増しており、サーバを1台から6台に増やした」とのことだ。

新しい機能というのが、ツッコミ機能というやつなのか別のなのかわからないが、アクセスが急増したのは、ニコニコ動画難民が大挙したというのは明らか。ニコニコ閉鎖のおかげで、広告料・・・広告出してればだが・・・どのくらい稼いだのだろうか・・・

今後も機能を追加していく考えで、「今のサービスだと、正直あまりニコニコ動画と変わらない。独自機能をもっと追加していきたい」(矢野氏)としている。

こちらは、それなりに自覚があるらしい。というか、翻訳機能そのものは独自のような気もするが・・・ツッコミ機能の反響がすごかったから、そっちを強化しようと考えてるのか?どうせなら複数言語に翻訳できたり、それをサポートするような機能を加えたらいいと思うんだけど。海外からの利用書も増えるかもしれないし。まぁ、今後の独自の機能とやらがすでにニコニコ動画に実装されてした、というオチのないようにしてもらいたい。


お互い切磋琢磨してよりよいサービスを提供してくれると利用者としてはいいことなんだけど。今のところ企業のアイディアをコピーしただけってのが惜しい。企業だとやりにくいことに踏み切ってくれると価値ありなんだろうけど。APIの公開とかやってくれることを期待。



注目したこれらのサービス、綺麗に企業対個人となっているのが面白いところ。わざわざ個人でやるっていうのは訴訟対象になりにくいからかな。いちようグレーゾーンだし。Rimoニコニコ動画への風当たりが強くなったら撤退すればいいだけだし。法律的に問題がないのに、企業側が閉鎖に追い込まれたら字幕.inみたいに稼げるかもしれないし。撤退するにも株主に説明もいらないから楽だしな。



と、ネガティブ思考で書いてみましたが、利用者的に何かメリットはありますかねぇ?まぁ、選択が増えるのはいいことだけど。