始めに読んだとき、何言ってんだと思った。
でも、読み進めたら確かにそうかも、と感じた。
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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朝飯前という単語がある。役不足で起きてから朝飯を食べる前に終わってしまうことに対して使う。朝飯前のわずかな時間は集中するのに適している。疲れも取れている。この時間を有効に使って仕事を終わらせてしまおう。朝飯前に仕事を終わらせるにはどうすればいいか?
朝飯前の時間が増えればいい。
どうすればいいか?
朝飯を食べなければ朝飯前の時間が増えるではないか!!
こんな発想が出てくるのが面白い。
仕事をしたり、考え事をするのに適さない時間は、
- ものを食べた直後
- 体が疲れているとき
この2つの条件をクリアする最適な時間が寝起きの時間。朝飯を食べる前の、文字通り朝飯前の時間だ。
この貴重な時間は、普通一日一回だ。だが、さらに朝飯前の状態を増やす方法が書いてある。
それが二度寝である。
朝飯前の時間を増やそうとすると、朝食兼昼食を取ることになる。そして、食べたら寝てしまう。ごろんとそこらに横になるのではない。布団を敷いて本格的に寝てしまう。で、夕方前に起きる。朝飯前の状態である。で、作業をして、夜食を食べて寝る。以下、繰り返し。
サラリーマンにはちょっとまねできない。でも、昼休みに食事した後5分〜15分寝るというのは、これと同じことではないだろうか?
そう考えると、それほど突飛な考えではない気がしてくるから不思議だ。
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