hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

農業は自立産業ではない


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先週参加したセミナーで聞いた話。正直、IT系のセミナーで農業の話を聞くことになるとは思わなかったけど、一番印象に残ったのでエントリ。いわく、農業は自立産業ではないそうだ。つまり、農業だけでは収益がマイナスで他の産業から援助が必要な状態だってこと。

食料輸入国、中国

日本にいると、中国産の食材が多いので勘違いしそうだが、中国はすでに食料輸入国になっている。そんな中国が輸出するものは、当然自国で消費しないものになる・・・。
中国産は安全性が低いと言われているが、当然とも言える。クオリティの高いものは国内で消費するだろうから。

国内生産力の低下

あと15年もすれば食料危機が深刻になる。
今、高い生産能力を誇るベテラン農家は60〜70歳。年金がもらえる状態で、農業をがっつりやろうという気になるだろうか?もちろん、体力の問題もある。

植物工場は税金の補助がある・・・らしい

全ての環境−気温、水温、太陽光、天候・・・−をコントロールする植物工場が存在する。建設費+光熱費はかなりの金額になる。
ベテラン農家の方が生産力は高いことがあるらしい。

そもそも、日本では人口分の食料が作れない

日本の国土で生産出来る食料は3000万人分程度だという人もいます。
鎖国していたとき、100年間は人口が3000万人以上増えなかったそうです。5年に一回の飢餓があったそうなので、その程度が限界でしょう。
その時代より効率は上がっているといっても、その5倍の人口を維持できるかというと難しいでしょう。


こうやって調べてみると色々とわかりますね。今、食料は石油がないと作れません。この状態が続けば石油を買って食料を得るためだけに働くという時代に突入しそうです。


一方で、うちの父親なんかも定年前で家庭菜園をやってる。とうもろこしとか、きゅうりとか。結構採れるらしい。この光景が一般的なものになるのかもしれないですね。国策で休みの日には家庭菜園しましょうみたいなキャンペーンやったりするようになるのだろうか。


飢餓を知るのも食糧危機を知る手段のひとつ。
健康なときに、水と塩だけで過ごすと3日目くらいに水が鉛のように感じるらしいです。危険なのでサポートしてくれる人がいないとやっちゃいけないみたいですが。
生まれてこの方、飢餓なんて聞いたことないし。疑似体験すると、その怖さがわかるかもしれません。・・・やりませんが。


以上、いつにも増してまとまっていないですが、このセミナーはこういうことを考えるよいキッカケになりました。