hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

さくらレンタルサーバでRedmineメモ


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前回のメモを修正するだけにしようとしたけど、うまく書けそうにないので新しくエントリにしました。追加の情報があったら、こっちのエントリに追記するようにします。

追記

  • Redmine 1.0.1を試してみましたが、動作しませんでした。
  • fcgi+drbを試してみましたが、こちらも動作しませんでした。

アウトライン

サーバコントロールパネルの準備

サーバ登録後、MySQLデータベース接続用パスワードを設定。
使用データベースは、デフォルトのMySQL5.1。

SSHでリモートログイン

申し込み受付完了後、2通目に送られてくるメールに記載されているパスワードを使ってリモートログインする。
Macならsshコマンドが始めから使えるから楽。

Rubyをインストール

やらなくても動くという情報もありますが、とりあえずインストールすることにしました。インストール先は、$HOME/localになります。
ソースコードは$HOME/srcに置きます。

mkdir $HOME/src
cd src
wget ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/1.8/ruby-1.8.7-p302.tar.gz
tar xzvf ruby-1.8.7-p302.tar.gz
cd ruby-1.8.7-p302
configure --prefix=$HOME/local
make
make install


.cshrcを編集して、$HOME/local/binにパスを通します。

vi ~/.cshrc
# set path = ...に$HOME/local/binを追加


.cshrcを反映させて確認。

source $HOME/.cshrc
rehash
which ruby

ちゃんと/home/username/local/bin/のrubyが呼ばれているか確認します。


iconvをインストールします。

cd $HOME/src/ruby-1.8.7-p302/ext/iconv
ruby extconf.rb --prefix=$HOME/local --with-iconv-dir=/usr/local
make
make install

Rubygemsをインストール

cd $HOME/src
wget http://rubyforge.org/frs/download.php/70696/rubygems-1.3.7.tgz
tar zxf rubygems-1.3.7.tgz
cd rubygems-1.3.7
setenv RB_USER_INSTALL true
setenv GEM_HOME $HOME/local/gems/1.8
ruby setup.rb --prefix=/ --destdir=$HOME/local/gems/1.8

再度環境変数を追加

% vi ~/.cshrc
setenv RB_USER_INSTALL true
setenv RUBYLIB $HOME/local/lib/ruby/site_ruby/1.8:$HOME/local/gems/1.8/lib
setenv GEM_HOME $HOME/local/gems/1.8

#set pathに$GEM_HOME/binと$RUBYLIB/binを追加する

viを終了したら、.cshrcを適応して動作確認。

source %HOME/.cshrc
rehash
gem18 -v

上の通りやっていたら、1.3.7とバージョンが表示されるはず。

railsのインストール

バージョンを最新(2.3.8)にしたら動かなかったので2.2系を入れます。

gem18 install rails --include-dependencies --version=2.2.2

sqlite3-rubymysqlのアダプタもインストール。

gem18 install sqlite3-ruby
gem18 install mysql

Redmineをインストール

0.8.7をインストールしました。
Redmineは、$HOME/rails/redmineに置きます。

mkdir rails
cd rails
wget http://rubyforge.org/frs/download.php/67144/redmine-0.8.7.tar.gz
tar zxf redmine-0.8.7.tar.gz
mv redmine-0.8.7 redmine
cd redmine
chmod o+w tmp log
cd config
cp database.yml.example database.yml
vi database.yml

database.ymlはMySQLを使うので以下の通り変更。

production:
  adapter: mysql
  database: データベース名
  host: データベースサーバ
  username: ユーザ名
  password: パスワード
  encoding: utf8


変更したら、DBテーブルの作成と初期データのロードをします。が、その前にsession_store.rbを使ってセッションキーを生成する必要があるとか。
もし、session_store.rbがなかったら作る必要があります。自分はローカルに入っていたRedmineのファイルを加工して作りました*1

rake ./config/initializers/session_store.rb
rake db:migrate RAILS_ENV=production
rake redmine:load_default_data RAILS_ENV=production
# 途中ではjaと入力


config/environment.rbの設定をします。

cd $HOME/rails/redmine/
vi ./config/environment.rb

environment.rbには以下を追加。

$LOAD_PATH.push("/home/アカウント名/local/lib/ruby/site_ruby/1.8")
$LOAD_PATH.push("/home/アカウント名/local/gems/1.8/lib")
ENV['GEM_HOME'] ||= '/home/アカウント名/local/gems/1.8'
ENV['PATH']+=':/home/アカウント名/local/bin'


CGI設定用のdispatch.cgiを作成します。

cd $HOME/rails/redmine/public
cp dispatch.cgi.example dispatch.cgi
vi dispatch.cgi

dispatch.cgiの先頭に以下の2行を追加。

#!/home/アカウント名/local/bin/ruby
ENV['RAILS_ENV']||='production'

dispatch.cgiに実行権を追加します。

chmod u+x dispatch.cgi


public/.htaccessを編集します。

vi ./.htaccess

Optionが使えないので、以下の部分をコメントアウトします。

#Options +FollowSymLinks +ExecCGI

ようやく公開です・・・。公開フォルダにシンボリックリンクを作成します。

ln -s $HOME/rails/redmine/public $HOME/www/redmine

これで、http://www.アカウント名.sakura.ne.jp/redmine/にアクセスすれば、Redmineが使用できます!

Redmineの初期設定など

adminでログインして、adminのパスワードの変更、言語を日本語に変更、自動ログインを無効、自分でアカウント登録を無効にします。
送信メール設定とかはメールアカウントの準備ができなかったのでやっていません。
今後の課題ですね。

Subversionをインストール

最後におまけでSubversionをインストールしておきます。aprとapr-utilが必要なのが落とし穴?
以下をコピペでOKのはずです。

wget http://subversion.tigris.org/downloads/subversion-1.6.12.tar.bz2
wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache//apr/apr-1.4.2.tar.gz
wget http://ftp.kddilabs.jp/infosystems/apache//apr/apr-util-1.3.9.tar.gz

tar jxf subversion-1.6.12.tar.bz2 
cd subversion-1.6.12
tar jxf ../apr-1.4.2.tar.gz 
tar jxf ../apr-util-1.3.9.tar.gz 
mv apr-1.4.2 apr
mv apr-util-1.3.9 apr-util

./configure --prefix=$HOME/local/ --without-berkeley-db
make
make install
rehash
svn --help

svnのヘルプが表示されればオッケーのはずです。

終わってみて

色々と変更するところが多いし、単純な打ち間違いに気付かないで時間かかったりと大変でしたが、なんとか動きました。
今のところ、変な動きはしていないのでマトモに動作しているのかなと思っています。可能であれば、Redmineのバージョンはあげて使いたいですが、そこはまた今度試してみようと考えています。
とにかく、インストールだけで疲れましたw


関連
Redmineがさくらレンタルサーバで動き始めた - hellkite 日記と雑記とメモ。
さくらレンタルサーバでRedmineをインストールしようとして撃沈したメモ - hellkite 日記と雑記とメモ。

*1:あってるのかわかりませんが・・・