hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

「iPhone SDKゲームプログラミング」の本をやってみて得られた大切なもの


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今月、この本に書いてあるコードを実際にトレースしながら動かしています。

OpenGLで作るiPhone SDKゲームプログラミング
横江 宗太(株式会社パンカク)
インプレスジャパン
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おすすめ度の平均: 5.0
5 OpenGL ES に一歩近づけてくれる一冊です
5 iPhoneのOpen GLの最初の足がかりに
5 ヒントが沢山の良書です

実際に、iPhone SDKC++のコードの連携のさせかたなど、とても参考になるTipsも得られたのですが、それ以上に価値のある大切なことを得ることができそうです。
それは、自分への自信・・・というのは言いすぎかもしれませんが、学生のときから比べてコーディングができるようになっている、そういう感覚です。


学生のときにプログラミングを始めました。ゲーム製作の本も何冊も買いました。しかし、全く作れるようにはなりませんでした。そのため、次のような式が完成してしまいました。

ゲーム開発本のコードはうまく動かない=ゲームプログラミングは難しい

エラーが発生したときに、その原因を突き止めて解決する能力というのが欠けていたのが原因です。たぶん、このときにちょっとエラーを調べるような癖をつけていれば自分が間違えたわけではなく、その本に印刷されているコードが間違っているのだ、ということがわかったと思います。
ゲーム関連に限らず本に記載されているコードって間違いがあるのです。学生の自分は、そのことに気づきませんでした。やってみようとしたことは、本とコードに書かれている内容を見比べてみる程度。
本は神様だと、そう信じていましたから。


実際、今トレースしている「OpenGLによるiPhone SDKゲームプログラミング」のコードにも間違いがあります。しかし、エラーの読み方もわかっているし、どの辺がおかしいのか検討をつけることができます。
もう仕事でコードを書くようになってから、6年が経とうとしています。学生のころから全く技術的に進歩していないのではないか、と悩んでいました。
しかし、少なくとも問題解決能力に関することは進歩しているということがわかりました。この本をトレースしたから「俺コーディングできるぜ」、なんていうつもりはありません。


でも、これまで1冊もトレースできなかった自分が理解しながら一冊通すことができたのは大事なことだと思います。できることなら、過去の自分にこういいたいです。

そのエラーが出ているのは自分の能力の性じゃない。本に間違いがあるだけだ。さて、その間違いを訂正してスキルをあげてやろうじゃないか。