hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

鍛冶屋の実演を見て感じた過程の大切さ


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府中市郷土の森に22日に行ってきました。目当ては、『HAYABUSA 〜 Back to the Earth 〜』だったのですが、たまたま鍛冶屋の実演があるというので見てみました。



鎌を作っていました。厚さはあるものの数センチの長さの板が最終的に刃渡り15センチはあるような鎌に姿を変えていく様は、見ごたえがありました。
何度も熱を加えて形を整えていく過程は、正直退屈に感じる時間もありました。ものを作るのは、こういう派手さのないところが重要なんですね。作品を見ていて感心しても、その裏側にある努力や過程まで想いがいかないのは、大量生産が当たり前という時代の弊害でしょう。


これは、鍛冶屋のような手作業だけでなく、何かを創りだすという行為全てに当てはまることだと思います。だからこそ過程を見るというのは大事だし、こういう機会があるのはすばらしいことです。見学者の中には子供もたくさんいました。彼らが何を感じたのかはわかりませんが、一緒に見ていた大人たちには、あの繰り返しの作業の大切さに気づけるようガイドする義務があります。
昔の人は大変だね、で済ませるのは無責任なことだと思うのです。


〜それにしても、こんなに時間がかかることをやっていて食べていけるのだろうか?とも感じたのですが、それはまた別の話。