hellkite 日記と雑記とメモ。

Shiki Kazamaの駄文と音楽と、時々技術な感じ

やらせる vs やる


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やらされる作業より自らやろうと積極的になっている方が作業効率は上がる。当たり前のような話だが、実際の仕事ではやらされている作業の方が多いだろう。


ある学校の話。国立大への合格者がある年は10名以下だった。ところが、カリキュラムを変更したところ、次の年100名以上の合格者を出した。
そのカリキュラムの変更とは、自由研究(論文作成・発表)の授業を週2時間増やしたことだ。たったこれだけしか変えてない。週30時間程度の中に、自主性が問われるものを2時間増やしただけでそれだけ変わるということに驚いた。自分から行動する力はすごいものがある。もっとも生徒たちは、この授業以外にも作業時間をとったのだろう。この授業には、自分からやってみるということを習慣化させる効果があったということだ。
Googleでは、就業時間の20%を自分のやりたいことに使っていいという規則(?)がある。今のGoogleの勢いは、この規則のおかげともいえる。Googleで成功しつつあるサービスは、社員のこの自主的に使ってもよい時間の成果であるものが多い。例えば、Google Maps。これの原型は、ある社員がこの時間内に作ったものだそうだ。


自主的に物事に取り組むことが、大きな成果をあげるコツであることは確かなようだ。問題は、どうすれば自主的に取り組めるか、取り組ませることができるかにある。